「お金が出ていく不安」はなぜ消えないのか 給料日、通帳の数字が増えると安心する。
でも数日後には、家賃、食費、光熱費…数字は減り、胸がざわついてしまいます。 心理学者ダニエル・カーネマンの研究によれば、人は得た喜びよりも、失う痛みを「約2倍」も強く感じるとされています。 これをプロスペクト理論と呼びます。 1万円を拾った喜びよりも、1万円を落としたショックの方が、私たちの心には2倍重くのしかかるのです。 つまり、お金が減るときに不安になるのは、あなたの脳が正常に機能している証拠。 これは、人間の本能そのも ...