私たちの心の中は、いつも穏やかだとは限りません。
未来が見えず、不安に押しつぶされそうになったり、現状を変えたいと思っても、なかなか一歩が踏み出せない。
そんな風に感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
「信じることが未来を切り開き、現状を変えていく。」
この言葉は、ただの理想論のように聞こえるかもしれません。
しかし、これは私たちの日々の暮らしの中に深く根差した、真実の教えなのです。
「信じるとは何か?」本当に信じるべきものを見つける視点
未来を信じる。自分を信じる。それは、とても勇気のいることですね。
私たちは、つい結果や形ばかりを追い求めてしまいがちです。しかし、信じるべきものは、目に見える結果そのものではありません。
「今、ここに生きている自分」 を信じること。
「未来を変えるには?」今この瞬間の行動がカギ
私たちの心は、過去の経験や、未来への不安に囚われやすいものです。しかし、未来は、過去から引き継がれるものでも、どこか遠くにあるものでもありません。
未来は、「今」というこの一瞬の積み重ね の先にしかありません。
「今」をどう生きるか。
「今」この一瞬に、何を考え、何をするか。
そこに心を込めて、一つひとつを大切に積み重ねていくこと。
その積み重ねこそが、確かな未来を創り出すのです。
「護符の本当の意味とは?」信じる力を支える心の象徴
お寺や神社で、皆さまも護符やお守りを授かったことがあるかと思います。
護符は、身につけているだけで奇跡を起こす魔法の道具ではありません。では、何のために持つのでしょうか。
護符の本当の役割は、「信じる心の象徴」 です。
護符を持つことで、「私は大丈夫だ」「神仏が見守ってくださっている」と心に強く念じ、その信念をいつでも思い出すことができます。
宗教学者である鈴木大拙氏は、著書『禅と日本文化』の中で、お守りや護符が持つ精神的な意味合いについて、日本人の心の奥底にある「信」の現れであると考察しています。
護符は、信じる心を忘れそうな時に、静かに私たちを励まし、正しい道へと導いてくれる、心の支えなのです。
「RAS(網様体賦活系)」が導く、信じた通りの現実
近年、脳科学の分野でも、「信じる」ことの力が科学的に証明されています。
例えば、人間の脳には 「RAS(Reticular Activating System:網様体賦活系)」 と呼ばれる部分があります。
これは、私たちが意識を向けた情報を選択的に認識し、それ以外の情報をシャットアウトするフィルターのような役割を果たしています。
私たちが「自分はできる」「未来は明るい」と強く信じ、意識を向けると、脳はその信念に沿った情報や機会を探し始めます。
逆に、「自分には無理だ」「どうせうまくいかない」と考えると、そのネガティブな情報を優先して集めてしまうのです。
この脳の働きは、まさに 「信じることが、現実を変えていく」 ことを示していると言えるでしょう。
自分を否定しない生き方。「今」を土台に前へ進む
仏教の教えに、「あるがまま」 という言葉があります。
これは、ありのままの自分、ありのままの現状を受け入れることです。
私たちは、現状を変えたいと思うあまり、今の自分を否定してしまいがちです。
しかし、現状を否定しても、それは何の解決にもなりません。
まずは、「今、私はここにいる」 という事実を、静かに受け入れること。
そして、その事実を土台として、ほんの少し、心を前に向けてみるのです。
「自信を育てる」具体的な行動例とその効果
無理に大きな目標を立てる必要はありません。
たとえば、
「今日は、一つだけ、誰かに優しく話しかけてみよう」
「今日は、一つだけ、やりたかったことを始めてみよう」
そんな小さな、小さな一歩で良いのです。
大切なのは、その小さな一歩を、心を込めて踏み出すことです。
あなたが信じるべきは、遠い未来の成功ではなく、今を生きるあなたの力です。
そして、その力は、誰の中にも、必ず備わっています。
もし、今、未来が見えず、立ち止まっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご自身の胸に手を当ててみてください。
そして、ご自身が持っているお守りを、そっと握りしめてみてください。
「私は、できる」
「私は、大丈夫」
その小さな呟きが、やがてあなたの道を照らす、確かな光となることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ー合掌ー


