仏教から導く幸福法

人生は苦しい。でも、それを乗り越える道もある。

コトノリョウジン

今を平穏に生きるための学びを織り交ぜ、今を幸せに生きるための智慧を分かち合う場所にしていければと思っております。

人生は苦しいと感じたことはありませんか?

「なんでこんなに大変なんだろう」
「ほかの人はもっと楽そうに生きているのに」
そんな気持ちになったことはありませんか?

なぜ人生は苦しいのでしょう。 仏教は「苦しみは人生の一部であり、そこから学ぶことで心が自由になる」と教えています。 たとえあなたが宗教に関心がなくても、仏教の考え方には心を楽にするヒントがあります。

 

四苦八苦とは?

仏教には「四苦八苦(しくはっく)」という教えがあります。これは、人生でさけられない苦しみをあらわした言葉です。

四苦(しく)

1:生苦(しょうく):生まれることや生きることの苦しみ
2:老苦(ろうく):年をかさねることで生まれる苦しみ
3:病苦(びょうく):病気になる苦しみ
4:死苦(しく):人生の旅立ちのときを迎える苦しみ

この四つの苦しみに加えて、人間関係や心の中から生まれる苦しみもあります。

八苦(はっく)

5:愛別離苦(あいべつりく):愛する人と別れる苦しみ
6:怨憎会苦(おんぞうえく):にがてな人と会わなければならない苦しみ
7:求不得苦(ぐふとっく):ほしいものが手に入らない苦しみ
8:五蘊盛苦(ごうんじょうく):心や体がつねに変化し、不安定になる苦しみ

こうしてみると、わたしたちは日々の普通の生活の中でさえ、知らずしらずのうちに多くの苦しみを感じていることがわかります。

言い換えれば、苦しいことは起きて当然ということです。これはマイナス思考で言っているのではなく、苦しみは、決してあなただけに起こっていることではないと知ることです。それが他人への思いやりの心へと繋がっていきます。

 

苦しみから自由になるために

仏教では、苦しみから自由になるための方法として「八正道(はっしょうどう)」を説いています。これは、正しい生き方を実践するための八つの道すじです。

1:正見(しょうけん):正しいものの見方をする
2:正思惟(しょうしゆい):正しい考え方をする
3:正語(しょうご):正しい言葉を使う
4:正業(しょうごう):正しい行いをする
5:正命(しょうみょう):正しい生活を送る
6:正精進(しょうしょうじん):正しく努力する
7:正念(しょうねん):正しい心の持ち方をする
8:正定(しょうじょう):正しく心を集中させる

これらを日々の生活の中で実践することで、苦しみとうまくつき合い、心を穏やかに保つことができます。

 

まずは、できることから

苦しいと感じたとき、まずは深呼吸をして、心を落ち着けます。そして、「いま、自分はなにがつらいのか?」と心に問いかけてみてください。

その苦しみの原因がすぐには変えられなくても、ものの見方を少し変えるだけで、心が軽くなることがあります。

たとえば、苦手な人と会うことがつらいなら、「この人から何か学べることはないかな?」と考えてみる。また、あなたができる、その人と会わないで済む生き方を模索してみる。

欲しいものが手に入らなくてつらいなら、持ってないものではなく、今、持っているものへの感謝をしてみる。

そんなほんの少しの意識の変化が、苦しみをやわらげる第一歩になります。

 

まとめ

人生は苦しみの連続かもしれません。だけど、その苦しみの中に気づきがあり、学びがあります。

四苦八苦は避けられませんが、八正道を実践することで、心は自由になれます。まずは、今日からできることを一つだけでも試してみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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